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日々徒然でもない日常

最近TSUTAYAの旧作が100円になったから、毎週数本ずつ借りて充実。

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赤く流れる 一筋の
しずくの先にある貴方の姿は
傷つき 赤く染まる

あらゆる攻撃から身を守るためにあったはずの
純白の翼は もう、貴方を包み込むことはない
羽は毟られ 骨は折られ
その大きな自由の翼を広げることはできない

それでも貴方は両の脚で大地を踏みしめる
傷は多く そして深くなり
その苦痛に身をまるめ うずくまることがあっても
唇を噛み締め 苦痛の呻きをあげながら
立ち上がる

いく度も いく度も 繰り返し
貴方の身体が動かなくなるまで
攻撃は続き
ついに 流れ出る赤いしずくの一滴が止まる

攻撃は止み
貴方を姿を見つめる沢山の瞳は笑いを含み
ひと時の勝利に浸る

誰にも届くことのなかった声なき叫びは消え
長い間噛み締め続けた唇は 穏やかに結ばれ
途切れることのなかった涙を もう 流すことはない

赤く染まった貴方の姿に
沢山の同情の瞳が向けられる
もう少し早く 貴方に瞳を向けて

貴方の叫びを聴いてくれる人がいたなら
きっと また自由の翼を取り戻すことが出来た
それは もう叶わないことだけど


赤く流れる  一筋の――

                  のろし 2007.03 No.59 より

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ココロ

 大地

大地から贈られる命の源を

つま先から吸収して

体の中を流れ呼吸と一緒に空へと昇る


 光暗

小さい頃好きだったことが

今はもう興味をもてない

空を流れる雲を見ること

夜を彩る灯りを眺めること

太陽の下を歩くこと

生き物の声を聞くこと


 言葉

口から出た言葉はどんなことでもホントになると思う

嘘でも良いことなら明るくなるし

悪いことなら気分も沈む

何とも思っていなくても

悪口を言えばどんどん誰かを嫌いになっていく

耳から入ってきた嫌な言葉は不快に思う

けなしたり、おとしめたり

そういう人を見るたびに、言葉を聞くたびに

なんだかその人が嫌いになっていく


 心

いろんなことが周りを通り過ぎて

ちょっとずつ心が無くなっていくのに

至る所に傷ができていくのに

そういうときには決まって

私の中には何も流れない

吸収されなかった命は

いったいどこへ行くんだろう

そのまま消えて無くなってしまうのかな


狼煙 2006年6月 №57 より


*****

4つの異なる詩をひとつにまとめて書いたんだけど、今見るとまったくつながってないね^^;
あえて解説するとしたら、最初の「大地」と最後の「心」が対になっていて“結果”を、間の「光暗」と「言葉」は“原因”ってかんじかな。。。

人の心が動くとき、たとえば何かを見て綺麗だとかって感動したりすることって大人になるにつれて少なくなっていくと思うんだ。
叶の詩にはそういう表現っていうか、そこをベースにしたものとかが多いんだけど、それって寂しいことだとおもうの。

叶が小学生のときは毎朝夕の登校や下校時の道に咲いた花をみて季節を感じたり、風の匂いを感じたり、中学になってからは、夜の散歩が好きになって、星や窓から見える高速道路の光を毎晩見てた。
でも、今はそんなことしない。
朝通勤のときに歩いていても、当時ほど周りを見てないし、夜に光を見ることもなくなった。
それが嫌いになったわけじゃないんだけど、心に余裕とかゆとりとかがなくなってるんだと思う。

そして、「言葉」のことは昔から思ってることなんだけど、叶は人の悪口とかって嫌いな人なのね。でも、集団で集まるとどうしてもあるじゃない?
Aさんの前ではBさんの悪口を言って、Bさんの前ではAさんの悪口を言ったり、、、、本当はそんなこと思ってなくても、周りが言い始めればなんとなく自分も言っとこうかな。。。。みたいな。
それってある意味卑怯な行為なんだけど、集団の中に入っちゃうとそれが分からなくなっちゃうんだよね。
それが嫌で、小学生の時にはトモダチと一緒に行動するのやめたんだけどね^^;
だから、当時はほとんど一人だったなぁ。。。。(どうでもいい^^;)


そういうのって心がなくなっているからだと思うんだよね。
なんでかなぁ。。。感動できなくるなことも、周りをみることがなくなることも、誰かの悪口をいっても何とも思わないことも、、、便乗して自分でも言葉で傷つけてしまうことも、、、、全部心がなくなってるからだと思うの。

まぁ、なんとなくそんなようなことを言いたかったわけです^^;

あんまりうまく言っていない上に、ちゃんと考えて組み立ててないことが丸分かり・・・な作品だね^^;
いまなら、もう少しまともに作るかも・・・っていうか、文章に関連性をもたせるんだろうなぁ^^;

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幸せであるということ』 2009.1発行

道端に咲くクローバーの集まり
おや?と思い足を止め覗き込む

皆同じに三枚の葉が揺れる
その中に
たった一つ四枚の葉を揺らすクローバー

その瞬間、ほわっと胸が温かくなる

幸せということ
それはほんの小さなこと
道端で見つけた四つ葉のクローバー

しばらくはこの小さな幸せが胸に咲く


2009.2 改正

**********


この先は、詩についての解説(?)です。
読まないほうがいい!って思ったら、ほかの記事へどうぞ~^^

まずは、第一弾として今現在一番新しい狼煙からひとつ。

叶の書くのは全部が実話であり、叶が思ったことなんだよ。


これは書類を届けに行く途中、下を向いて歩いていたら偶然見つけたんだよ。
わざわざ探すんじゃなくて、本当に偶然あれ?って。
除いてみたらちゃんと四つ葉のクローバーで感動したね*^^*

まぁ、それをそのまま詩にしてみました。
こういうなんでもないことでも「幸せだなぁ」って感じれるのって、叶には奇跡に思えるんだよね。
だからこそ形に残しておきたいっていうか、こういう小さな幸運を毎日ちょっとづつ見つけることができたら、どれほど人生は素晴らしいんだろう。っていう話^^;

ま、そこまで深くは書いたつもりもないけど、いいたいことはそんなことだね。

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『詩』のカデゴリーを追加することにしました^^

叶は「長野詩人会議」の『狼煙』っていう雑誌に投稿してるんだけど、主にその中からUPしていきたいと思います^^


叶が中学のころから「詩」を書いているんだけど、当初はなんか内容の暗ーい詩しか書いてなかったような・・・^^;
当時は中学をドロップアウトっていうか、登校拒否寸前で毎日図書館か保健室登校で、雨の日や雪の日、寒い日や暑い日・・・・そんな時は、休み。。。。な中学生活を送ってて、叶がかろうじて学校に行ってたのはずばり図書館があったからなんだよね^^;

今思うと、図書館っていう存在があって本っていう叶を生かしてくれた物があって、たったそれだけが当時の叶の希望だった気がする。
自律神経失調症から分裂病って診断されて、心療内科にも何年も通って、、、。
病院で錯乱して鎮静剤を打たれたり・・・。
リストカットなんて毎日だったし、死にたいっていう思いは常に叶の中にあったし、不眠症に悩まされてさらに精神的に追い込まれていって・・・・っていうそんな時期に詩を書き始めたんだよね。

だから、当時の詩ってほとんどが暗くて未来の感じられないものばっかりだった。
あと、やたらと天使が出てくる。
あの時は憧れてたんだよね^^;
死にたくても自殺をすることが怖くて怖くて上手くいかない、何度も失敗してたからどうせなら安楽死みたいに、どこかの絵本のように天使が迎えに来て眠るように死ねないだろうか・・・・ってね。

まぁ、そういう思考がもう異常なんだけどさ。。。。
今でも、リスカしたいっていう誘惑はあるし(大抵は我慢するよ^^)、死にたいっていう根本的な思いはぜんぜん変わってないんだけど、でもあの当時よりはかなり前向きになってるし、生きるってことに恐怖を感じなくなった。

で、そんなふうに変わり始めたころに、『狼煙』に投稿しないかって誘われて(投稿って言っても年会費を払えば誰でも載せてくれるけどね^^;)はじめたんだよ。
そのころには詩を書かなくなってたし、かなり迷ったんだけどとりあえずやってみようって^^

もう、5年ぐらいになるのかなぁ?
で、その中から順々にUPしていこうかなぁーって思います^^

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