日々徒然でもない日常
最近TSUTAYAの旧作が100円になったから、毎週数本ずつ借りて充実。
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『GOTH 夜の章』 乙一
角川書店 角川文庫
定価(税込) ¥460
ISBN978-04-425304-2
発売日 2005/5/25
読了日 2008.10.22(数回目)
内容
連続殺人犯の日記帳を拾った森野夜は、次の休日に未発見の死体を見物に行こうと「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる者〈GOTH〉を描き本格ミステリ大賞に輝いた乙一の出世作。「夜」を巡る短篇3作を収録。『暗黒系』『犬』『記憶』
『GOTH 僕の章』 乙一
角川書店 角川文庫
定価(税込) ¥500
ISBN978-4-04-425305-9
発売日 2005/6/25
読了日 2008/10/22(数回目)
内容
世界に殺す者と殺される者がいるとしたら、自分は殺す側だと自覚する少年「僕」。もっとも孤独な存在だった彼は、森野夜に出会い、変化していく。彼は夜をどこに連れて行くのか? 「僕」に焦点をあてた3篇を収録。『リストカット事件』『土』『声』
*****
あいかわらず、良いね^^ 今まで読んだ乙一の中でも一番気に入ってる作品かもしれない。
主人公を軸に、全部で6つの短編なんだけど、主人公の“僕”は最後の最後まで名前が出てこない。一人称で語られていくので、自分の事は僕というし、名前を他者から呼ばれるときは伏字になっている。。
この謎・・・でもないけど、それは最後の声の話でたぶんこの話があるからわざわざ名前を出さなかったのかぁ・・・って思った。
叶が気に入ったのは、第1話の暗黒話、声かな。
リストカット事件と土、記憶も面白かった^^ 犬はどうかなぁ。。。。意外性はあったけど、そんなまさか・・・的な感じになってて他のに比べると現実感がないかな。それをいったら、どの作品もそうなんだけど、、、さ^^;
基本的に全ての話が暗い。どころか、グロいし、良いって思う人と、そうでない人と分かれそうな作品だな。テーマとして猟奇的殺人が中心なんだけど、リストカット事件にかかれてたけど、主人公の僕は「殺す側の人間」森野夜は「殺される側の人間」になっている。目線は僕なわけだから、ひきこまれると無性に人を殺してみたくなる感じがするんだなぁ^^; そんな叶は案外殺す側の人間なのかも・・・って思ったりもするんだけど・・・ね^^;
どの話も絶対的な死があって、それをする人とされる人、そしてその光景を見守る僕がいる。そのバランスが叶的にはすごく良い感じで引き込まれた^^
読み手が勘違いするような書き方をわざとしてるところもいい^^最後でえっ、そうだったの?っていう結末があったりして、そこもよいなぁって思う^^
今度映画化されるみたいだね。。。
う~ん。。どうなのかなぁ。やっぱりこういう話だからこそ人の暗黒部分とかしっかりと演技できる人がいいと思うし、グロい描写なんかもきちんと描いて欲しいって思うんだけど、そこまでしたらサスペンスホラージャンルになりかねないしなぁ・・・^^;
さっき、その関連のこと調べてたら、主人公役の本郷秦多くんのコメントがあったけど、「まったく役に共感できない」らしい。。。
そのコメントだけでこりゃだめだ・・・って思う><
それなりに面白いのかもしれないけど、でも一番欲しい表情とかそういうのってやっぱり内面とかからでる心の表情なわけよ。特にこの僕って普段は普通の高校生で家族やクラスとの関係も普通に築いてるんだけど、内心では常に人を殺したいっていう衝動みたいなのが渦巻いているんだよね。じっさい最終話では人を殺しちゃうし、、、、そしてそのことについても、人が殺されることについてもなんとも思わないっていう、人でなしなわけ。その心の表情を普段は隠してるっていうところが見たいんだけどなぁ・・・^^;
★★★★★
角川書店 角川文庫
定価(税込) ¥460
ISBN978-04-425304-2
発売日 2005/5/25
読了日 2008.10.22(数回目)
内容
連続殺人犯の日記帳を拾った森野夜は、次の休日に未発見の死体を見物に行こうと「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる者〈GOTH〉を描き本格ミステリ大賞に輝いた乙一の出世作。「夜」を巡る短篇3作を収録。『暗黒系』『犬』『記憶』
『GOTH 僕の章』 乙一
角川書店 角川文庫
定価(税込) ¥500
ISBN978-4-04-425305-9
発売日 2005/6/25
読了日 2008/10/22(数回目)
内容
世界に殺す者と殺される者がいるとしたら、自分は殺す側だと自覚する少年「僕」。もっとも孤独な存在だった彼は、森野夜に出会い、変化していく。彼は夜をどこに連れて行くのか? 「僕」に焦点をあてた3篇を収録。『リストカット事件』『土』『声』
*****
あいかわらず、良いね^^ 今まで読んだ乙一の中でも一番気に入ってる作品かもしれない。
主人公を軸に、全部で6つの短編なんだけど、主人公の“僕”は最後の最後まで名前が出てこない。一人称で語られていくので、自分の事は僕というし、名前を他者から呼ばれるときは伏字になっている。。
この謎・・・でもないけど、それは最後の声の話でたぶんこの話があるからわざわざ名前を出さなかったのかぁ・・・って思った。
叶が気に入ったのは、第1話の暗黒話、声かな。
リストカット事件と土、記憶も面白かった^^ 犬はどうかなぁ。。。。意外性はあったけど、そんなまさか・・・的な感じになってて他のに比べると現実感がないかな。それをいったら、どの作品もそうなんだけど、、、さ^^;
基本的に全ての話が暗い。どころか、グロいし、良いって思う人と、そうでない人と分かれそうな作品だな。テーマとして猟奇的殺人が中心なんだけど、リストカット事件にかかれてたけど、主人公の僕は「殺す側の人間」森野夜は「殺される側の人間」になっている。目線は僕なわけだから、ひきこまれると無性に人を殺してみたくなる感じがするんだなぁ^^; そんな叶は案外殺す側の人間なのかも・・・って思ったりもするんだけど・・・ね^^;
どの話も絶対的な死があって、それをする人とされる人、そしてその光景を見守る僕がいる。そのバランスが叶的にはすごく良い感じで引き込まれた^^
読み手が勘違いするような書き方をわざとしてるところもいい^^最後でえっ、そうだったの?っていう結末があったりして、そこもよいなぁって思う^^
今度映画化されるみたいだね。。。
う~ん。。どうなのかなぁ。やっぱりこういう話だからこそ人の暗黒部分とかしっかりと演技できる人がいいと思うし、グロい描写なんかもきちんと描いて欲しいって思うんだけど、そこまでしたらサスペンスホラージャンルになりかねないしなぁ・・・^^;
さっき、その関連のこと調べてたら、主人公役の本郷秦多くんのコメントがあったけど、「まったく役に共感できない」らしい。。。
そのコメントだけでこりゃだめだ・・・って思う><
それなりに面白いのかもしれないけど、でも一番欲しい表情とかそういうのってやっぱり内面とかからでる心の表情なわけよ。特にこの僕って普段は普通の高校生で家族やクラスとの関係も普通に築いてるんだけど、内心では常に人を殺したいっていう衝動みたいなのが渦巻いているんだよね。じっさい最終話では人を殺しちゃうし、、、、そしてそのことについても、人が殺されることについてもなんとも思わないっていう、人でなしなわけ。その心の表情を普段は隠してるっていうところが見たいんだけどなぁ・・・^^;
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