日々徒然でもない日常
最近TSUTAYAの旧作が100円になったから、毎週数本ずつ借りて充実。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
昨日、モコがしゃべった一言!!!
「ぞうもつ・・・・」
ヒエ~~><
そんな言葉は覚えなくていいのよ~><;
ひぐらしのなく頃にで書いたからナァ・・・。もちょっと健全な言葉を選んでほしいなぁ^^;
『暗いところで待ち合わせ』 乙一
発行 幻冬舎 幻冬舎文庫
ISBN4-344-40214-6
定価 520円(税込)
発売 2002.04.25
読了 2009.04.22~04.22
あらすじ
駅のホームでおきた殺人事件が寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、盲目のミチルの家に逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るために気づかない振りをする。奇妙な同棲生活がはじまった。 書き下ろし小説。
*****
久しぶりの一冊です。
以前からずっと読んでみたいとは思っていたんだけど、なかなか機会がなくて^^; たまたま中古で見つけたので買ってみました^^;
乙一さんのはなしって基本的に暗いかんじじゃない?なのに、すっと入ってくるっていうか、心理描写でもそうなんだけど、誰もが持っているであろう負の部分とかがすんなりと受け止められるって云うか。。
この本の中で、他愛無いイタズラで背中に張り紙をされて、本人は気がつかないんだけど周りの人はくすくすと笑ってて、気がついて剥がしてくれる人もいるんだけど、その時に遠巻きに笑ってた人たちに対して不信感を持ったり、そういう経験が怖いって思っちゃうっていうところがあったんだけど(微妙に内容は違うかも^^;?)、そういうのって分かる。
くだらないイタズラって言葉では言ったりするんだけど、実際は根強くその時の周りの反応とかが残っちゃってるんだよね。そういう負の部分っていうか、弱い部分ってあまり認めたくないし、自分がこんなことで傷ついてない。って思い込もうとするんだよね。それって普通なことなわけじゃん。だっていちいち気にしてただ傷ついてたら、もうどこへもいけなくなっちゃうもん。
主人公の二人はそういう人なんだよね。認めたくないけど、でも、過去の出来事が忘れられなくて、同じ経験をしたくないから外部との接触をたつ。アキヒロは人間関係の構築を放棄してるし、ミチルは家の中から出ない。
そんな二人が同じ空間で暮らすようになって、ミチルは途中でアキヒロがいるっていうことに気がつくんだけど、気づいていない振りをする。アキヒロは気づかれてはいけないと、ただひたすらじっとしている。
それでもだんだんと二人は歩み寄っていって、お互いがなくてはならない存在だと感じるようになっていくんだけど、その心の動きがとてもよくかけている。
★★★★★
『自分ではない他人がいるのだということを、なかったことにはできない。お互いがお互いをいなかったことにすることなどできなかったのだ。二人ともお互いを知っていると気づいた瞬間から、たとえ無視しようと、すでにふれあうことは始まっていた。』 (P128より)
「ぞうもつ・・・・」
ヒエ~~><
そんな言葉は覚えなくていいのよ~><;
ひぐらしのなく頃にで書いたからナァ・・・。もちょっと健全な言葉を選んでほしいなぁ^^;
『暗いところで待ち合わせ』 乙一
発行 幻冬舎 幻冬舎文庫
ISBN4-344-40214-6
定価 520円(税込)
発売 2002.04.25
読了 2009.04.22~04.22
あらすじ
駅のホームでおきた殺人事件が寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、盲目のミチルの家に逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るために気づかない振りをする。奇妙な同棲生活がはじまった。 書き下ろし小説。
*****
久しぶりの一冊です。
以前からずっと読んでみたいとは思っていたんだけど、なかなか機会がなくて^^; たまたま中古で見つけたので買ってみました^^;
乙一さんのはなしって基本的に暗いかんじじゃない?なのに、すっと入ってくるっていうか、心理描写でもそうなんだけど、誰もが持っているであろう負の部分とかがすんなりと受け止められるって云うか。。
この本の中で、他愛無いイタズラで背中に張り紙をされて、本人は気がつかないんだけど周りの人はくすくすと笑ってて、気がついて剥がしてくれる人もいるんだけど、その時に遠巻きに笑ってた人たちに対して不信感を持ったり、そういう経験が怖いって思っちゃうっていうところがあったんだけど(微妙に内容は違うかも^^;?)、そういうのって分かる。
くだらないイタズラって言葉では言ったりするんだけど、実際は根強くその時の周りの反応とかが残っちゃってるんだよね。そういう負の部分っていうか、弱い部分ってあまり認めたくないし、自分がこんなことで傷ついてない。って思い込もうとするんだよね。それって普通なことなわけじゃん。だっていちいち気にしてただ傷ついてたら、もうどこへもいけなくなっちゃうもん。
主人公の二人はそういう人なんだよね。認めたくないけど、でも、過去の出来事が忘れられなくて、同じ経験をしたくないから外部との接触をたつ。アキヒロは人間関係の構築を放棄してるし、ミチルは家の中から出ない。
そんな二人が同じ空間で暮らすようになって、ミチルは途中でアキヒロがいるっていうことに気がつくんだけど、気づいていない振りをする。アキヒロは気づかれてはいけないと、ただひたすらじっとしている。
それでもだんだんと二人は歩み寄っていって、お互いがなくてはならない存在だと感じるようになっていくんだけど、その心の動きがとてもよくかけている。
★★★★★
『自分ではない他人がいるのだということを、なかったことにはできない。お互いがお互いをいなかったことにすることなどできなかったのだ。二人ともお互いを知っていると気づいた瞬間から、たとえ無視しようと、すでにふれあうことは始まっていた。』 (P128より)
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL: