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日々徒然でもない日常

最近TSUTAYAの旧作が100円になったから、毎週数本ずつ借りて充実。

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ハッピーバースデー』 青木和雄/吉冨多美

f85d9f59.jpeg金の星社
 心の処方箋シリーズ

ISBN978-4-323-07056-8

定価(税込) 1,260円

初版 2005年4月18日
読了 2009年5月17日~5月17日

あらすじ
「ああ、あすかなんて、本当に生まなきゃよかったなあ」出来の悪い娘・あすかに容赦ない言葉を浴びせる母・静代。
愛に餓え、愛を求めてさまよう母娘の再生の物語。
1997年刊の児童書を加筆修正し、幅広い年代向けにまとめた改訂版。

*****

図書館で立ち読みしていて、初っ端から涙か出てきて困ってしまいした(´Д`。)

(ネタバレあり)
あすかの11歳の誕生日、母の静代の帰りを待ちわびるあすかに、兄の直人が「ママがおまえなんか生まなきゃ良かったって言ってたぞ」と言うところから物語は始まる。
その夜、帰宅した母と直人の会話から、改めて「生まなきゃ良かった」と聞いてしまったあすかは、その瞬間から声がでなくなってしまう。

母も兄もそんなあすかの様子に気づかず、翌日学校の先生に事情を聞かれ「幸せですか?」「幸せってなんですか?」「ママに愛されたい」と涙を流すあすかの姿に叶は思わず貰い泣きo(TヘTo)

“あすかの事なんてほっとけばいい”という母親と反対に直人はだんだんと心配になってきて、ついにあすかの唇が「生まれてこなきゃよかった」と動いたのを見て、自分がどれほどあすかのことを傷つけていたのかを知り、守ってあげなくちゃいけないと思うようになります。

直人はあすかを母の実家に預けることにし、そこで祖父母と暮らすようになったあすかは徐々に祖父母の優しさや自然の偉大さをしり、ついに声が出るように。

そうして、経験から強くなったあすかは転校した学校でのイジメ問題や、身障者たちとの交流、そして家族の問題を解決していき、12歳の誕生日のパーティーが行われることに。。。

最初のあすかの健気な様子に心打たれ、ラストのパーティーでの直人の言葉に泣き、他の人の言葉に泣き・・・号泣でした。。。。

物語には、直人の話もあり、母静代の話もあり、この本一冊で殆どの問題が語られてるんじゃないだろうかって思うくらい色んな問題がてんこ盛りな一冊だね^^;


実際に、こんなにも問題が重なるってこはないだろうし、こんなにもうまくいくことは稀だと思うけれど、読み終わった後は感動でした^^
児童書版のやつも読んでみたいな^^


★★★★☆

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