日々徒然でもない日常
最近TSUTAYAの旧作が100円になったから、毎週数本ずつ借りて充実。
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
2001/12/25 初版発行
イラスト 緒方剛志
ISBN4-8291-6150-7(978-4-8291-6150-0)
2008/4/23 読了
内容
明治時代の後半。東京には新しい文化が芽吹いていた。新しい乗り物、職業、学問、娯楽…。それらは古き武家のしきたり、華族の傲慢さを劇的な勢いで瓦解させていく。その様は、美しいガラス細工がいくつも砕かれ、重なり合うかのように、儚くも幻想的な空間を作り出すのだった。そんな混迷期、「探偵屋をクビに成り立て」という風間竜介に、やっかいな話が舞い込む。それは上野の森での、少女の首吊り事件の調査依頼だった。彼女の過去を追う内に、複雑に絡み合う人間模様が浮かび上がってくる。そして、事件は意外な様相を表し始める―。
*****
いやいやなかなか面白かった。冴木忍さんの本は結構持ってるけど、ミステリージャンルのやつは初めてみたから、ちょっと面白そうだなってことで買ったんだけど、なかなか^^
まぁちょっと無理やり感があった感じもするけど、ストーリーとしては面白かった。
★★★☆☆
『しずるさんと偏屈な死者たち The Eccentric Dead In White Sickroom』
上遠野浩平 ¥567
角川書店 富士見ミステリー文庫
2003/6/10 初版発行
イラスト 椋本夏夜
ISBN4-8291-6214-7-C0193
2008/4/22 読了
《あらすじ》
「ねえ、よーちゃん―この世界には不条理としか思えない謎がいくつもあるわね?」しずるさんはそう言うけれど、私には彼女こそ、この世で一番謎めいてみえる―何年も病床にありながら、とても綺麗で、この世の誰よりも聡明で―どんな不可解なおぞましい殺人事件の数々も、彼女の前では只のごまかしになってしまう―妖怪化したり、宇宙人に狙われたり、幽霊犬に襲われたり、吊られたりする死体の謎を病室から外に出られない少女の推理が解き明かす、これはすこし不気味で、かなり奇妙で、ちょっと切なげな、少女たちの不思議な冒険をめぐる物語。
*****
暇つぶしに買った本だったけど、なかなか面白かった。この手の本はすぐに読み終わっちゃうし、根つめて読みたくない時に読むことが多いんだけど、面白かったもんだから、1時間~1時間半ぐらいで読み終わってしまった^^;
しずるさんの頭はいったいどうなっているのかな?ってくらい記事や話をきいただけでこんなことまで分かっちゃうの?っていうものばっかり^^頭脳明晰な少女ですね^^; 私は間間に入ってた“はりねずみチクタくんのぼうけん”が気に入ったりしたんだけど・・・☆
今、ネットでこの本について見てたら、百合テイストだったらしい^^; 読みながら全然思わなかったけど、言われてみてそういう見方をすれば見えるかー^^; みなさん見るところがいろいろだわ。。。
これ、シリーズ化されてるんだね。しずるさんとよーちゃんの出会いとか、その他もろもろの描かれてなかった部分とかあるから、シリーズ見つけたら買ってみようかな☆
講談社 講談社文庫
2004/2/15 初版発行
ISBN4-06-273949-6
2008/3/22 完読
〈あらすじ〉
警備員の西岡は、新興宗教団体を過激な反対運動から護る仕事に就いた。だが着任当夜、監視カメラの目の前で道場が出火し、教祖が死を遂げる。それ以来、彼の頭で他人の声がしはじめた。「ここはどこ? あなたはだれ?」と訴える声の正体は何なのか・・・。
*****
面白い! 井上夢人の作品はこの本以外に2冊持ってるけど、どの本も面白ろいんだけど、今回もすごかった!!
昨日美容院に行ったときに読み始めたんだけど、最初から引き込まれた。
最後の展開は全然予想してなかったもので、びっくり@0@ ラストちょっとかわいそうだったっだたよね(涙)
WILD ADAPTER6 峰倉かずや
出版社 徳間書店「Charaコミックス」
価格 ¥700-
初版 2008.4.1
ISBN4-19-960367-9
購入日 2008.3.6
ストーリー
時任(ときとう)が拉致された――!
時任の足取りを追う久保田(くぼた)は、横浜港沖のタンカーに監禁されたことを突き止める。
暗い海の上で、時任ただ一人のために、久保田が放つ銃声の数だけ命が消えていく。
戦慄の夜が更けようとしていた──…。
*****
この二人の親密な関係にやれられちゃってる私^^;
今回もいいかんじに時任を求める久保田の姿がイイ^^ この、お互いに依存し合ってるのに、それが自然にみえるこの二人の関係って、ある意味ボーイズラブ系の漫画よりも、濃い。。。
まだまだドラッグ「ワイルド・アダプター」の真相にはたどり着かないけれど、面白かった^^
祥伝社 祥伝社文庫
2003/2/20 初版発行
ISBN4-396-33090-1
ミステリ短編集
・曜変天目の夜
・新・D坂の殺人事件
・給水塔
・象と耳鳴り
・海にゐるのは人魚ではない
・ニューメキシコの月
・誰かに聞いた話
・廃園
・待合室の冒険
・机上の論理
・往復書簡
・魔術師
《あらすじ》
「あたくし、象を見ると耳鳴りがするんです」
裁判官の職を定年した関根多佳雄が立ち寄った喫茶店で、見知らぬ老婦人が語る少女時代に英国で遭遇した、象による奇怪な殺人事件。全十二作の連作推理短編集。
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ミステリって、基本的に長編のほうが面白い作品多いんだけど、唯一恩田陸さんの本って、どの本読んでも面白いから、安心して読める^^
私が気に入ったのは「廃園」「机上の論理」「給水塔」かな。もちろんみんなおもしろかったんだけどね^^
一話一話がみんな短いのに、構成もしっかりしてて読んでてわくわくしてくる。
そういう意味では「給水塔」が一番面白かったな。給水塔にまつわるいろいろな噂。その噂話のどれが本物なのかを推理してくんだけど、解決したかと思いきや、最後の最後でもう一山きて、読み応えがあった^^
「机上の論理」は、主人公の息子と娘が部屋を写した一枚の写真から、その部屋の主を推理するっていう話。これもよくぞここまで考えられるなぁと、関心しちゃった^^; 自分の想像力ならどこまで推理できるんだろう・・・・?って反対に考えちゃう^^;
後から、知ったんだけど、主人公の関根多佳雄って『六番目の小夜子』に出てくる関根秋(←は、机上の論理にも出てくる)のお父さんだったんだねぇ^^;
この本読んだのが、2月のはじめだったんだけど、『六番目の小夜子』ってえらい昔に読んだやつだし、ぜんぜん忘れてたよ^^; また、読みたくなっちゃったなぁ^^